プロメタジン 2017.11

【概要と薬理作用】

・フェノチアジン系薬剤
クロルプロマジン、レボメプロマジンの仲間であり、作用する受容体がピン系にも似るが、抗精神病作用は弱い(レボメプロマジンの10分の1、クエチアピンの15分の1、オランザピンの400分の1、リスペリドンの1000分の1。市販薬の抗精神病作用は、ピレチア錠25mg x 20錠 = ヒルナミン錠5mg x 10錠 = クエチアピン錠25mg x 1.33錠 = オランザピン錠2.5mg x 0.5錠 = リスペリドン内用液0.5mL)

・強い抗ヒスタミン作用。古い第1世代抗ヒスタミン薬

・軽度〜中等度の抗コリン作用

・セロトニン2A受容体、セロトニン2C受容体、α1受容体への軽度〜中等度の親和性があり、拮抗薬として作用

・依存性が低い(しかし高用量の静注やオピオイド/中枢神経系抑制薬との同時併用では、多幸感が現れる可能性がある)

・成人では、呼吸抑制のリスクがないといわれる(Drugs.comでは、潜在的な可能性と書かれている) “プロメタジン 2017.11” の続きを読む